【番外編】


白馬岳(2993m)登山記 



久々の富山の○●です〜。   

『好山病』の管理人Iさんとは、ほんと、久々の山行に 出かけることとなった。
        
 20数年前までは、シーズン中、毎週のように出かけていたのだが、だんだん、メタボな体形に変っていくにつれ1年に数回、1年に一回、そして、数年に一回、 遂には、山で会うこともなく、年数回の、大阪出張のときに、居酒屋で会うくらいになっていたのである。

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【プロローグ 1】・・・転機

 そういう風に、メタボなおっさんになるにつれ、山から疎遠になっていた僕であった。

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   身長165cm 体重、82〜84キロ
  ウエスト94p  体脂肪率 24.8%

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 体脂肪率なんか聞くと、俺の体の約1/4は、無駄な肉なんかぃとギャグを飛ばしつつも、反省することもなく、 焼鳥屋で、生ビールを片手に、仕事仲間と食っちゃ飲み、食っちゃ飲み生活を送っていた。

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 まぁ、そういう生活を送ってきていたのだが 転職を機会に、スポーツジムに通うことになった。
 ただ、ジムで自転車を漕ぐだけでなく、スタジオでエアロビを踊り狂うことにより、なんと15キロのダイエットに成功したのである。

【プロローグ 2】・・・再挑戦

 当然、管理人さんとは、一昨年、「槍ヶ岳」に行く予定だったが、日程が調整つかず、僕一人で 『槍ヶ岳・単独日帰り』に挑戦することとなる。

   ※ これは、『番外編』にあるので興味ある人はみてください。

【プロローグ 3】・・・初・白馬岳

 まぁ、そういうことで、山に戻ってきたわけです。 そして、去年、大阪のお好み焼屋さんで、今度は、行ったことのない『白馬岳』に行くことになった。

 山歴15年くらいあるが、実は、登山の登竜門的な山である『白馬岳』は、行ったことがないのである。
 普通、ワンゲル部に所属していたら、必ず行っていいはずの山なのであるが、今まで、『天気が悪い』『仕事が入った』『行くお金が無い』というような事で、 行きたいと思っていたのに、全然、行けてない山だった。

    つまりは、登りたい思いから25年経過していた山だった。

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白馬岳登山・・・初日(H22.8.9)

@ 自宅〜駐車場まで(白馬第5パーキング)


   ○●県の自宅を朝、五時頃、出発する。

 昨日は、三人で飲む。
(昔の山のメンバー、F君も参加)で穂高平まで、足馴らしに歩いてみたのだった。
 F君は、足を故障してから、全然、山には行っていないが声をかけると来てくれる。

 管理人さんと僕は、一路、登山口である、白馬に向かって高速を飛ばしていくのであった。

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 高速は、糸魚川ICを降りてから、白馬まで、40キロ、一時間くらいかかるが、昔と違ってかなり道が整備されていた。
 登山口は、『猿倉』っていうところだが、そこは、駐車場が狭く登山シーズンでは、けっこう、車の進入規制がかかっていることが多いが、 今年は?、「土曜日曜」だけらしい。

 ただ、僕たちは、帰り道に「栂池ロープウェイ」を使う予定なので、「白馬第5パーキング」を利用することにした。
 車を駐車場に入れるとすぐに、タクシーの運転手さんが来て、どこ行くのと聞いてくる。
 『猿倉』までと答え、値段を聞くと、3000円とのこと。
 さっそく、荷物をタクシーに積み込み、しゅっぱーつ。

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A 駐車場〜猿倉〜白馬大雪渓の取っ掛かりまで

 『猿倉』まで、タクシーの運転手さんが言うとおりぴったりの3000円である。
 約20分くらいか、バスの値段はわかないが、もし、3.4人なら、絶対高いとは、思えない料金だ。

 『猿倉』に着くと、さっそく、『登山届』を出す。
 そして、トイレ、飲み水の準備を行う。
 タクシーの運転手さんが言うとおり、夏山シーズンと言うのに、混んでいない。
 混んでいるのは、土曜、日曜だけとのこと。
 時代が変わったのかなぁ?
 準備が終わって、林道を歩きはじめる。

 天気は、やや曇。
 暑いが、熱くないって感じだ。
 約1時間歩くと、だんだん、空気が冷たくなってきた。
 ごーーーっという音とともに、雪渓が顔を出してきた。

B 大雪渓〜小雪渓〜お花畑〜白馬山荘

 『猿倉』での登山受付で、今日は、雨が降ったので、『落石』に気を付けて登って欲しいと言われた。
 とにかく、前を見て、石の落ちてくるのを注意してくれとのこと。

 管理人さんから、『軽アイゼン』を借りる。
 夏場の雪は締まっていると言いながらも、アイゼン無しでは、結構辛い。まぁ、4本爪の軽アイゼンで十分だが。

 登り始めて、1時間くらいたっても誰にも会わない。 管理人さんと、今日の山小屋は、俺たち二人〜♪と話しながら登っていく。
 しかし、中間点を過ぎたくらいで休んでいると、3.4組のパーティに出会いちょっと、ホッとする。

 大雪渓を歩いている間中、霧が出て、コース上の赤い道を歩いているが、何も見えないのは、結構不安だったが、 実は、見えなかっただけで、100メートル間隔ぐらいで、結構、歩いていたのである。

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 大雪渓は、いつもよりも少なく、途中から右の登山道へ、大きくトラバースしていった。

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 そのあと、小雪渓を横に見ながら、ぐんぐん高度を上げていくのであった。
 そして、お花畑に突入することになる。

 まぁ、女性に人気があるコースであるのは、ほんと、十分に分かったが・・・・
 ハッキリ言って、『白馬岳は、初心者コース、女性向き』と聞いたが、全然、初心者には、 いきなり、雪渓の直登があり、また、雪渓が終わっても「一の越〜立山」くらいの直登が村営白馬山荘直下まで続いているのである。

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 そして、我々一行は、もう少し天気がよければ最高の写真を撮れたのにと言いながら、登って行く。
 そして、村営白馬山荘まで、後5分というところで雨に降られるのである。

 最初は、パラパラなので無視して歩いていたら、後、3分位で山荘に着くというか、後150m手前で土砂降りにあい、もう、雨具を大慌て着るのだが、 山小屋から、絶対、僕らを見ている者にとっては、格好の見世物にナッテしまった。

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 なんて、運の悪い人たちだろう。・・・(-_-;)

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 そして、その雨も、山小屋について少し、歩き始めたら小雨に変ってきた。

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 今度は、雨で体が、濡れているのか。
 汗で蒸れて、濡れているのか。わからない状態が続く。

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     約6時間の登りで、白馬山荘に着く。

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 僕たちは、山小屋にチェックインした後、生ビールで乾杯し、

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 外に夕陽を見るために、外に出た。

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 そして、
 ここでしか、みれない、夕陽を夜の帳が下りるまで ず---と、見続けていたのでした。


    あ〜。ページがない〜。

  というわけで、後編は、管理人さんお願いします。

  (写真upもお願いね〜(^_^;))

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   おいおい、また途中で放棄かよ!

   最後まで書くということで、原稿依頼したのに・・・・・

   仕方ない、簡単に後編を書きますか。

C 白馬山荘の夜

 夜8時頃、夕日の残光もすっかり無くなり、一番星から順次、星座が瞬き始めました。

 降るような星空を富山の○●さんに見せてあげようと思い、呼びに行くと、「寒いから行かない」。
 むりやり寝床から引っ張り出し、外に連れ出すと、感激してくれた。

 白馬山荘は、例年なら畳一畳に2〜3人寝るのに、今年は、畳一畳に1人で隣とは一畳空けた状態で、ゆっくり寝ることができた。
 でも、こんな状態で、山小屋の経営が苦しくなり、閉鎖されるようなことになれば、困ったことになる。

 そんなことを考えながらも、午後9時前には眠りに就いていた。


白馬岳登山・・・2日目(H22.8.10)

D 白馬山荘〜白馬岳山頂〜小蓮華岳〜白馬大池

 翌日は、4時30分頃から周りが騒がしくなり、起こされる。
 5時頃が日の出なので、ちょうどよい。

 日の出を見るポイントまで行くと、東の空が赤く染まり、ご来光の期待が膨らむ。
 雲海も綺麗に拡がり、この雲もしだいに紅く染まりだした。
 ご来光は、何度見ても感動する!
 最初に少しだけ太陽が顔を覗かせると、あっという間に出てしまう。
 そして、あたりの闇がかき消されてゆく。

 朝食後、白馬山荘を出発して、白馬岳山頂に向かう。

 ここで、ドジな富山の○●さんが事件をおこす!
 山頂の標高を書いた標識にもたれ掛り、倒してしまう。
 あわてて立て直し、周りから石を積み上げている。
 わたし管理人も、同様に石を持ってきて積んでいると、近くにいた山ガールがこちらを見て笑っている。
 笑ってないで手伝え!と思いつつ、言葉が出ず、「すいません、シャッター押してください」。
 標高を書いた標識の前で、写真を撮ることができました。

 この後にも、また、事件が・・・・・・・
 わたしが足を滑らせ、軽い捻挫。その後は、足を庇うべくストックをついて歩き出す。
 富山の○●さん曰く、「転ばぬ先の杖と言うけど、転んだ後のストックだね!」。
 わたしは、「・・・・・・・・」。

 しかし、これだけでは終わらず、最後に大事件が控えていることを、2人は知る由もなかった。

E 白馬大池〜白馬乗鞍岳〜栂池

 白馬大池で昼食し、白馬乗鞍岳を越えて、栂池まで来た途端、雨が降り出した。
 ラッキー!よくここまでもってくれた。もう雨が降ろうが槍が降ろうが構うもんか。

 ところが、ロープウェーの駅まで行くと、すごい人の列。
 むーぅぅ、どうしたのだ?
 そして駅員のアナウンスが「ただいま、雷のため、運休しています」。
 段ボールが配られ、床に敷いて座って待てとのこと。
 昨日も、山小屋直前で雨に降られ、今日は、ロープウェー駅直前で雨に降られ、雷で足止めされ、・・・・・・!
 なんて、運の悪い人たちだろう。・・・(-_-;)

 まあ、これも30分ほどで運行再開し、温泉に入り、無事に帰りました。

 富山の○●さんと旅をすると、何時もいろんなことがあり、楽しませてもらえます。
 良い友人というか、変人というか、お互いにそのように思っていると思いますが・・・・・・